第29話・ラビット、出迎えご苦労

[前回までのあらすじ]
 真・三国無双3で燃え尽きてしまった二人。
 しかしラビは帰る事になったのだが…
 果たしてラビはどのようにして帰るつもりなのか?

第29話「ラビット、出迎えご苦労」

 二人は床に倒れていた。
「ラビ~生きてるか~?」
 朦朧とした意識の中、海ちゃんはラビに聞いた。
 はっきり言って、ラビの事なんか気にしないでとっとと寝たい気持ちだった。
「おう、何とかな」
「このまま寝るか?」
「いや、俺は帰るよ」
「お?帰るの?歩いてかい?」
 ちなみに我が家と兎小屋まで、歩いて約30分以内という感じだ。
「いやいや、魔法のランプにお願いして帰るよ」
「はぁ?頭までおかしくなったのか?」
 海ちゃんも意識がはっきりしていなかったので、ラビは本気で言ってる感じてしまい、やばいかなと思ってしまった。
「うにゃうにゃ、玉ちゃんにお願いするよ」
「アホが!つーか玉ちゃんは実家に帰っているんじゃないの?」
「いや~昨日の内に帰ってきちゃったんだよね」
「なんじゃそりゃ」
「ちょっと待ってね。今電話するから」
 といって玉ちゃんに電話を始めた。
「やれやれ、まるで玉ちゃんはラビの手足だな。まぁぶつぶつ言われるのが関の山だろうな」
「……うんうん、じゃよろしくねー」
 といってラビは電話を終えた。
「玉ちゃんは何だって?」
「うん、快く「いいよー」だってさ」
「うっそー!玉ちゃん間違え過ぎだよ…」
 その15分後…
「お、玉ちゃんが来たみたいだ」
「ふむ、ラビよ。また遊びにでも来なさいな」
「おう、そうさせてもらうよ」
「達者でな、ラビ」
「おう、海ちゃんもな」
 そう言ってラビは帰っていった。
 その後、海ちゃんは猛烈な眠気に襲われ、夕方4時近くまで寝ていたのだった。

[次回予告]
 久々にラビと二人で遊んだ海ちゃん。
 しかし、こうも早くまたラビと遊ぶ事になるとは…
 次回もすすきのへレッツゴー!

次回、第30話「ラビット、みっつとぺ」にご期待下さい

※この物語は真実を元に構成されたノンフィクションです。
原作海チャン
制作協力 みっつ
  


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